札幌アルタ新設・説明会潜入レポ(2000/12/09−12/10開催)
2002年秋、南1条にアルタが上陸します。
アルタとは笑っていいとも!でおなじみのあのお店。あれが札幌にもできます。 タモリさんはたぶん来ないと思いますが・・。 その立地法に基づく説明会がありました。 しかし今回の説明会はまるっきり関係者向け計画ご披露会でした。 ホーマックのときは町内会長さん風のひとなどほんとに普段着の近所の人たちがメインで参加していたのに、 今回の札幌アルタはスーツ組ばかり、普段着は自分くらいだったんだから。 それにさぁ、みんなして『おまえは何者?』みたいな目でみるんだよぉ。ひどいんだから。 ホーマックのときとは大違い。 説明会の主旨がこれじゃまるっきり違ってしまうと思うのですが。 |
1.開会
『時間となりましたが,空席もまだあリ,みえてない方もおりますので,もうすこしお待ちください。』
しばらくして
『では、またあとでいらっしゃる方がいるかと思いますが,はじめます。』
(いずれも出席予定の関係者が来ていなかったためと見られる発言)
2.出席者説明
うしろにまだ数人控えていたにもかかわらず,司会者アルトT氏、アルト代表取締役常務S氏、
三越専門館事業部T氏のみの紹介。
(※アルトと三越が組んで札幌アルタ開発)
3.主催者あいさつ
▲アルト代表取締役常務S氏
開口一番『本日は歳末商戦のお忙しい中、お集まりいただき・・・。』
ん?この説明会の主旨って立地法に基づいて地域住民の人に計画を説明するものじゃないの?
まるっきり一般人無視のあいさつ。たしかに参加者は関係者ばかりだった。出店予定地が中心部だから
地域住民といっても住んでる人は少ないし,結局その周辺となると付近デパートなど関係者になってしまうが、
札幌市の基準では”建物境界から1キロの住民に対し,”とされているから、
その範囲にまったく住民がいないというわけではなく,大通東付近の住宅地も入るわけで、
まるっきり一般住民を無視した関係者向けのあいさつはいかがなものか?
受付の関係者の態度と言い,一般消費者としてちょっときになった。
▲三越専門館事業部T氏
うそぉーーー二人もなんかしゃべるの?最初の人の話しが長くてやっと終わったと思ったのに・・。
『三越専門館事業部はどーのこーので札幌にもアルタをという声が出まして,どーのこーの』
3、届出内容の説明
まず立地法の第1条の確認をした上で,
『この法律の主旨に基づいて説明させていただきます。』
なぬ?一番主旨から離れたあいさつとかしてるのそっちのほうじゃないの?と内心思った。
で、コーディーネーター・竹中工務店T氏がパソコン連動のプロジェクターを駆使しながらの説明。
概要) 計画地:札幌市中央区南1条西2丁目 地区・地域:商業地域・防火地域 敷地面積:1,349.93(408.35坪) などなど続く・・・・。 |
構造・規模についてスライドではちゃんと表示されていたが、
配布資料は(S造、B2F8P2)と表記。一般人はなんだかさっぱり?
(鉄骨造、地下2階、地上8階、塔屋2階)のことらしい。
交通環境・騒音環境・廃棄物など処理関係の説明については
かなり説明不足と思われた。
ホーマックでは初心者でもわかるように親切丁寧な説明だったのに、
今回はただ説明会を開催したと言う結果だけを残せばいいみたいな印象。
どうせ集まってるのも関係者だしみたいな・・。
騒音予測では、新店舗開店後の予測値が
昼間の環境基準値60dB、夜間の環境基準値50dB以下と予想されると説明。
60dBとかってどれくらいの音かわかる?ホーマックはちゃんと説明してくれた。
廃棄物 指針容量26.94立方メートル、今回の設定は30立方メートル。
この点については,基準よりも大きくしてるってアピールしてるけど、
駐車台数73台・駐輪場台数0台に関しての基準値との比較が示されず,
基準をクリアしているのか明確にされなかった。
交通量予測は説明スライドの上の数値の意味が不明だった。
0.295とかっていう数字の意味がなんだか?
ホーマックではここは1時間に何台とかってわかりやすかった。
(算出方法はわけわかんないけど)
4.質疑応答
なんでこんなに人来てるのに,ひとつも質問でないわけ?
自分はまえも新設の説明会参加してるから、だいだい説明不足のとこもわかったけど、
みんなあの説明で理解できたのだろうか?
自分としてはいろいろ突っ込みたいとこあったけれども、
会場の雰囲気(スーツ組ばかり)から遠慮した。
そういう雰囲気となってしまう状況はまさに立地法の主旨にそむく。
あくまで地域住民説明会だから関係者でも普段着で参加すればいいのに。
5.閉会
終わった後も席を立たず,他の参加者が帰るのを待つ集団。あれはまさにほんとの関係者だな?
結語)
一般の人も気軽に参加でき、一般の人にもわかりやすい説明がされる
立地法の主旨にあう、本当の意味での説明会の開催が望まれる。