立地法による地域住民説明会・参加レポＮｏ．１

◎ホーマック厚別西店・新設に係わる説明会参加レポ

ホーマック厚別西店の新設に係わる立地法に基づく地域住民説明会が

2000年１１月９日１９：００−と１１月１２日１４：００−の２回、

厚別西地区センターで開催されました。ボクは某日の説明会に某Ｍさんに同伴していただいて，

参加してきました。参加者少ないし，受付で名前とか書いたから，

ホーマック関係者にはバレバレだなぁ、やまっぴの正体・・・。

▲会場の様子

地域住民説明会っていったいどんなものなんだろう？法律がかわってからの取り組みだから，

きっと出店者サイドにも戸惑いがあるのではないか？と思った。

会場に行くと，スーツ姿の関係者がお出迎え。参加者名簿に住所、氏名を記入すると、

参考資料と缶飲料（セイコーマートのウーロン茶だった）をいただき席へつく。

正面にはスーツでびしっと決めた関係者、計８名が並んですわっている。なんだか株主総会のようだ。

▲概要

説明内容の要点

●店舗概要

●騒音対策について

今回の説明会で1番関心させられたのが、騒音対策についてでした。

冷暖房機の室外機の設置場所を敷地境界と反対側の屋上上部に設置

でかいプロペラがぐるぐるまわって普通、店舗のウラの側面についている冷暖房機の室外機。

騒音源のひとつとなる。これを店舗ウラ側面ではなく、屋上上部に設置。

さらに敷地境界と反対側、つまり、住宅側ではなく店舗内側の屋上上部に設置することで、

住宅地への騒音を最小限にとどめる工夫。

荷捌き施設の屋内化（トラックからお店まで台車でがらがらと引く音がでないように）

よくコンビニのまえでも見かける。トラックから台車に荷物乗せてがらがらって音立てて。

そのがらがらの音まででないようにとの配慮。すごいね。そこまで考えてるんだね。

外に取りつけられるスピーカー（店内放送やＢＧＭが流れる）の取り付け方に一工夫

〜スピーカーが真下に向くように設置（ホーマック余市店で採用済み）〜

以外とうるさいのが店舗屋外に取りつけてあるスピーカー。

通常、壁からある角度を持って取りつけられていることが多いのだが，

これだと、必要以上に遠くまで音が届いてしまう。

今回のホーマックの店舗では、外の売場の雨よけ部分の天井から真下に向くようにスピーカーを設置。

真下に向くように取りつける事で必要以上の範囲に音が到達しないようにした。

この方式はすでにホーマック余市店で採用済みで

実際に余市店で騒音測定をおこなってこの設置方法の効果を立証した。

業務連絡は携帯電話などで行う事も多いため、

屋外スピーカーが周辺住民の生活環境にあたえる影響は少ないと考えられるとのこと。

その他の騒音対策としては、アイドリングＳＴＯＰの推進など

●交通量予測についての説明

●廃棄物の処理についての説明

●質疑応答

意外とたくさんの質問があり、質疑応答もりあがってました。その一部を紹介すると，

▲交通量予測は西友開店の影響も見込んでの予測なのか？

１２月ホーマックに先立ちＯＰＥＮした西友・厚別店は西友としては道内最大の店舗となり，

車での来店も多いと見られる。

今回、説明会で発表のあった交通量予測では西友の開店も計算に入れての結果で，

十分周辺の交差点の処理能力の範囲内で，

交通渋滞は起こらないとされたのだが・・・・。

◎感想

うーん。これが地域住民説明会というやつなのね。リハーサルを何度も繰り返したんだろうなぁ。

質疑応答があんだけいろいろ出るとは意外だったかな。全体の印象はミニ株主総会。

同伴していただいたＭ氏は”いいわけ説明会”と・・・。まあ、たしかに・・・。

◎おわりに・・・。

帰り際｢遠方からわざわざありがとうございました！｣とホーマック関係者に言われてしまった。こちらこそありがとうございます。

そりゃそうだよな。参加者名簿ほとんど，厚別周辺住民なのに、

やまっぴは※区からわざわざきたんだもん。わざわざ遠くから行くやつなんていないよなぁ。

わかりやすい説明をしていただいた関係者の皆様ならびに、

お仕事が忙しい中やまっぴに同伴してくださったＭ様ありがとうございました！！

◎この計画に対する住民意見の提出期限が終了し、結局，1件も住民意見は出されませんでした。

多数の反対意見が出されたジャスコ元町ＳＣとは大違い。ジャスコの説明会には行っていませんが，

やはり、今回のホーマックの説明会は，騒音対策などこんなにいろいろ工夫してるんだよっていうＰＲのしかたが

うまかったから、住民も納得したのかなぁ？と・・・・。セイコーマートの缶飲料も出たし。（笑）